「行かなきゃ」に隠された恐怖のメッセージ…
都市伝説は人気作品には付き物である。その中でもドラえもんは古くから愛されている作品ということもあり、都市伝説が多い。
その中でも、有名なのが「行かなきゃ」という言葉しか出てこないストーリーがあるというものだ。その背景を知ると何とも悲しい内容なのだろう…。
ドラえもん最終話「行かなきゃ」
「行かなきゃ」のみ言葉が出るストーリーが、原作者である藤子Fが亡くなった日の深夜に放送されたドラえもんのアニメで確認できる。以下がそのストーリーだ。
このアニメはオープングが存在しない。そしてタイトルコールもなしで、いきなり本編がスタートする。
不思議なことに、BGMや音声が存在しない。ひたすらのび太の後姿が映し出されているだけだ。
誰も話しかけることもなく、他に登場人物はいない。ただひたすら歩いているだけだ。
続きます…
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その状態が10分ほど続いたときにのび太が振り返り、「もう行かなきゃ」という言葉を残してそのまま画面は暗くなり、終了となる。
そしてのび太が発した声が、いつもの声優さんではなく藤子Fの声だったというのだ。
ちょうどその時は藤子Fが亡くなった日というのが何ともいえない悲しさを出している。
「行かなきゃ」とは別ストーリー編
最初は「行かなきゃ」という言葉が出たストーリーはコレだけだと思われていた。しかし、それから幾日かした深夜にまた突如としてドラえもんが放送されたというのだ。
そこでは、違うストーリーが展開しているので、以下に記していく。
のび太が、ジャイアンにいじめられボコボコにされた。ドラえもんに泣きつき、いつものように四次元ポケットから道具を出す。
(この時も音声は無いので、どんな道具なのかは不明だが、スモールライトに似ていたという声もある。)
その道具を使い、ジャイアンに立ち向かうのだが、のび太は直前でその道具を捨ててしまう。そして正々堂々と勝負に挑んだのだ。
それを見ていたドラえもんが涙を流す。そしてジャイアンも嬉しそうにしていた。
ジャイアンはそんなのび太を見て、感心し最終的に握手をして仲直りをするのだ。そしてのび太はカメラのほうを振り返り、次のような言葉を残した。
「子供には夢を、大人には希望を与えてきた。もう私が活躍することはないが、これからも時々で良いから思い出してくれ。
もう私がいるべき世界へ行かなきゃいけない。また会える日を楽しみにしているよ」と。
これも、藤子Fの声だったと言われている。本当に放送されたのか不明だが、明らかに藤子Fが思っていることをそのまま言われているように感じる。
ドラえもんの、この都市伝説は本当に放送されたのか、それとも作り話なのかは誰にも分からない。だが、作者の気持ちを考えれば勇気を貰えるストーリーではないだろうか。